2017年3月9日木曜日

稲田防衛大臣稲田氏 教育勅語の精神を評価 どこを評価するんだ!

<稲田防衛相>「教育勅語自体が全く誤りというのは違う」

毎日新聞 3/8(水) 19:49配信
◇参院予算委 「勅語の精神は道義国家を目指すこと」

 稲田朋美防衛相は8日の参院予算委員会で、明治憲法下の教育理念である教育勅語について「『日本が道義国家を目指すべきだ』という精神は取り戻すべきだ」と述べた。教育勅語は「基本的人権を損ない、国際信義に疑いを残す」として1948年に衆参両院で排除と失効確認が決議された。稲田氏に対し、資質を問う声が上がる可能性がある。

 大阪市の学校法人「森友学園」の幼稚園で園児が教育勅語を暗唱させられていたことに関し、福島瑞穂氏(社民)が見解をただした。稲田氏は「勅語の精神は親孝行、友達を大切にする、夫婦仲良くする、高い倫理観で世界中から尊敬される道義国家を目指すことだ」と発言。「全く誤っているというのは違う」と語った。

 また「今も三重県では校庭に教育勅語の碑を置き、父母の日に勅語を全て写させている高校もある」と指摘。福島氏は「教育勅語が戦前、戦争への道につながり、道徳規範として問題を起こした」と批判した。

 稲田氏は一方、学園の籠池泰典理事長との関係について「私のパーティーに来ていた記憶はあるが、10年ぐらい会ったことも話したこともない」と述べた。【光田宗義】

きょういく‐ちょくご〔ケウイク‐〕【教育勅語】


明治天皇の名のもとに、明治23年(1890)10月30日に発せられた「教育ニ関スル勅語」。教育の根本を皇祖皇宗の遺訓に求め、忠孝の徳を国民教育の中心に据えた。昭和23年(1948)、国会でその失効および排除を決議した。
デジタル大辞泉の解説


天皇制国家の思想、教育の基本理念を示した勅語。教育に関する勅語ともいう。1890年(明治23)10月30日発布。「教学聖旨(きょうがくせいし)」の起草(1879)や「幼学綱要(ようがくこうよう)」の頒布(1882)など、自由民権運動や文部省の欧化政策に反対する天皇側近グループの伝統主義的、儒教主義的立場からの徳育強化運動が前史としてある。
日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

かの幼稚園が「教育勅語」を園児に暗唱させていたことで問題になっています。
「教育勅語」は天皇制国家の思想、教育の基本理念を示したものです。その思想のもとは儒教です。儒教の精神を天皇制という神道の思想に利用するという相反するものです。
儒教というのは中国のものです。中国の思想を教えながら、中国を批判するという支離滅裂な、かの幼稚園。
この「教育勅語」を評価する、稲田氏は時代錯誤としか言いようがありません。
あなたも、「日本を取り戻したい!」一人なのか!
「教育勅語」の歴史をしっかり勉強していれば、こんな発言にはならないと思う。
かの小学校新設は危うい思想を美化する人間を映し出す鏡のようなものだ。
そんな人間が「防衛大臣」だということは、日本は危うい立場にあるということだ!












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